約ひと月半近くかかった稲刈りも無事終了しました。
来年の稲作に向けた作業がすでに始まっているので、現在行ってることを二点ほどお知らせします。
秋耕(しゅうこう)
私たちの地域では、稲刈りの終わった圃場で秋耕を行っています。
秋耕の主な目的は、稲刈り後に圃場に残った稲わらや稲株を土壌に鋤き込むことにより、それらの分解を促し地力を上げることにあります。
緑肥(りょくひ)
今年試験的に行っている有機無農薬米の刈り取り後の圃場に、緑肥として「ヘアリーベッジ」というマメ科植物の種を播種しました。
写真はその発芽の様子です。
マメ科植物はその根に根粒を形成し、空気中の窒素を固定することが知られています。
その量は10アールあたり15~20㎏になるとされ、無化学肥料を行う上で重要な窒素供給源となります。
翌春に土壌に鋤き込むことで、窒素肥沃度が増す事が期待されます。